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「さよなら」は言いたくないよ

かのこが、今朝、私たちのもとから旅立ってしまいました。

とても静かに、私の腕の中で可愛い天使ちゃんが、本物の天使になりました。




先週の土曜日からかのこの体調が急変し、たったの3日間。
あまりにめまぐるしく状況が変化し、私自身まだ何も気持ちが整理できないまま、こうして文章にしています。

大事な大事な可愛いかのこが、どんな風に旅立ったか、記録に残したくて、心と頭を整理したくて、書いてます。

金曜日にうっ滞の症状が出て、土曜日、病院へ。

レントゲンと血液検査をして、血液検査の結果から前回より腎臓機能が著しく悪化していることが判明。

早急に処置が必要で点滴通院することに。

夜、かのこが息苦しそうにしていたので次の日、詳しく調べていただくと、心臓が肥大し肺を圧迫していると。

心臓肥大、腎臓機能低下、うっ滞…そのどれもが楽観視できないレベルで、しかもそれぞれの投薬が別の症状を悪化させる恐れがある、という状況でした。

この時点で先生から信じられない一言が…「覚悟はしておいて下さい。」

まずは緊急性が最も高い、心臓のお薬を処方され、強制給餌をしたほうがいいと。



息が荒く辛そうなかのこは、やはり食欲などなく二度目の強制給餌を拒否して全く飲み込んでくれなくなりました。水分は点滴でかろうじて補給。

月曜日(3日目)、先生から医学的にできることの限界の説明を受け、今は呼吸を少しでも楽にしてあげることが最優先なので、高濃度の酸素室に入院を奨められました。

つまり、手の施しようがないという説明でした。

かのこを家に連れて帰りたい。
かのこは、家で看たい。

私の願いはそれだけでした。


そう伝えると、酸素ハウスを家に設置してはどうかと提案され、レンタルの手配を大急ぎでやりました。

幸いその日のうちに設置することができ、夕方にはかのこをお迎えに行き、家に連れて帰ることができました。

先生からは、その機械は最高濃度にして、給餌とお薬の時間以外はハウスから出さない方がいいと指示されました。





少しは呼吸が楽だったのか、この夜2日ぶりに自分でお水を舐めました。

口の前に持っていったバナナとすりおろしたリンゴを、少しですが食べてくれました。

かのこの「生きる力」を感じて嬉し泣きしてしまいました。





一晩乗り越えて、朝からまた大好きなバナナを一口。

お薬と給餌でハウスから出し、私が抱えている時に、かのこはゆっくりゆっくりと…。


私の腕の中で、

家族に見守られながら、

かのこは、本物の天使になりました。




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